心配してくれていた
午後からバスで15分くらいのところへ打ち合わせででかけなければいけなかった。 息子のクラスは個人面談の真っ只中なので(あしたは私の番)4時間授業のはず。 出かけるのにギリギリ間に合うのではないかとギリギリまで待って帰ってこなかったので しょうがなく出かけたのだった。
打ち合わせの場所について丁度会議が始まろうとしたときに電話が鳴った。あわてて出ながら、「電話がなるということは家には入れているってことだな」と半分安心して電話に出た。
息子からだった。
「あのね。家に帰ったんだけどね。いつもはおかあさんがてがみかいてくれてたりしていたのに、今日はなにもなかったからどうしたのかなと心配になって電話してみたの」と。
ごめんごめん。ギリギリ帰ってくることを思っていたので、手紙は書いてなかったのだった。
会議はダラダラと長い。内容はさほどない(報告事項を報告しているだけという感じで話し合うことはない)ので、話す人がもっと手際よく話してくれたらさくさく終わると思うのだが、1時間かかった。 終わる直前に息子から電話。 「習字の墨がなくなりそうなのを忘れていた」と。
さびしかったんだろうなあ。なかなか帰ってこないからなあ。
誰よりも早く会議室を飛び出してバスを待つ。 私がおいておく手紙をそんなに頼りにしているとは思いもしなかった。 次からはきちんと手紙を残そうと思いながら まだかまだかとバスを待った。バスは遅れて到着した。
やっと家についたら、鍵を開ける音で息子が飛んできた。心配かけてごめんねだ。 いつのまにか息子は私の心配をしてくれるほどに大きくなったんだなあと思った。
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