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December 12, 2005

花梨ジャムを作りました。

 先日、記事に書いた拾った花梨(花梨に悩む)は、熟れるのを待っている間にダメになってしまいました。ガックリしているところに、友達からとても綺麗な花梨の実を頂いて小躍り! 玄関においてみたり、台所においてみたりして楽しみました。 頂いてから、2,3日してご近所を歩いているとまた「ご自由におとりください」と花梨がおいてありました。頂いたばかりだしーと思いながらも、欲が深い私は1個だけ頂いて帰って、それも一緒にして黄色くなるのをいまかいまかとまっていました。その花梨が、やっと黄色く熟れてきました。風邪の季節だから、花梨のジャムやはちみつ漬けをつくろうと、この週末にチャレンジしてみることにしました。

 花梨は、カボチャ並みに固いとのこと。覚悟して包丁を入れましたが、想像以上に固い。カボチャ以上ではないでしょうか。 検索したジャムの作り方は さらりと 「4つに割って種をとり」なんて書いてあるけれども、4つになって割れないぞー。 四苦八苦しながら、はた!と。 「花梨の種ってどんな風になっているんだろう」。 もしや アボカドのように 真ん中に大きいのが1個? そうでなく、りんごのように お行儀よく1個ずつ並んでいるのかな。それともびわのように大きい種が並んでいるのかな。 
 どうにかこうにか割った 花梨の中を見てびっくり。 りんごの種のようなのがずらりと整列して何個も並んでいるのです。 「なるほどー。こうなっているのか」と。これは想像できていませんでした。 次にその芯の部分をとるのですが、とても果物を切っているようには思えない 「ゾキゾキ」という音がします。 果肉は小さくきっていくそばから、昔のりんごのように茶色に変色していくので、「鉄分が多く含まれているのかなー」などと思いながら切りました。 ご近所の「ご自由に」から頂いてきたかりんは 残念。中身全体が茶色くなっていて ダメなようでした。時期を逃してしまったのかな。欲張ったけど、ダメだったなあー(^^;)ゞ なかなか食べられる状態の花梨を手にするというのは難しいことなのでしょうか。(友達に感謝)
 さて、検索して探したジャムの作り方は果物一般をジャムにするときと同じです。ただ、花梨の実に水分が少ないからか、水を加えるようになっていました。注意事項として、「青い実の皮をいれてしまうと、ジャムの色が赤くなって渋みが出る」とありました。  もう、実は黄色くなっていましたが、皮も固そうだったので、ピーラーで皮をむいて準備完了。 お砂糖をいれて煮詰めます。
 煮ても煮てもなかなかやわらかくなりません。とろ火で煮ているうちに、なんと、ジャムが赤くなってしまっているではありませんか! ひえー。 皮は厚めにむかなければいけなかったのかも。
 かくしてできあがったジャムはみごとに赤いジャムができあがってしまい、味見をするとすっぱくてほのかに渋いです。

  反省点を交えて 今回の作り方まとめ。

 1.花梨を割って種をとります。
     固いので要注意。固さはカボチャ以上です。種は小さな種が縦にぎっしり詰まった形のものが円形にならんでいます。

 2.花梨を煮ます。
     私は、りんごのように薄切りにして煮ましたが、花梨はなかなか形がくずれませんでした。最後はすりこぎでつぶしながら煮ました。最初からフードプロセッサーにかけたほうがよかったかも。
     水分が少ないので水を加えて煮たほうがよいかもしれません。
       花梨・水・砂糖  できあがりに塩 < ジャムの作り方は他の果物のジャムの作り方と同じ。

 ※ 今回赤いジャムになってしまったので、皮をむくときは厚めにむくのかもしれません。  
   青い皮をつけたままだと赤いジャムになるとの記載があったのですが、皮をむいても赤いジャムができてし まったので。

 1個残してあるので、こちらは蜂蜜漬けにチャレンジしてみるつもりです。

後で写真をとれたら(&気力があったら)その写真を載せてみるつもりです。

  参考にしたページ

 かりんジャムが赤くできない
 かりんジャムが苦い
 花梨の効能・効果
 
しかし。。。私は種も皮もいれてないし、皮は黄色になったんだけどなあー。
タンニンが含まれているとのことなので、渋みはタンニンかもしれませんね。

 それから、赤いジャムになるというときの条件を見てみると 皮や種から薬効成分が出るとのこと。
これは、 上のurl3つ目の薬効の部分に

果実の中にある褐色の種子に含まれるアミグダリンは、アルコールに漬けたり熱を加えると、加水分解してベンズアルデヒドに変化し、咳止めとして優れた効果を発揮します。
とあるので、このベンズアルデヒドかな?とあたりをつけて検索してみたところ、

トリプトファン発色反応を利用した動物繊維の着色 というページにヒットしました。
 
 と、いうことは、この赤色は ベンズアルデヒドが酸と反応した結果なのかもしれない。薬効があるジャムができたということで、(たべられないほど渋いわけでもないし) 見た目も綺麗だし 成功!ということにしたいとおもいます。 (^^)v   楽しい経験でした。PICT0014
かりんを割ったところです。

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Comments

我が家の花梨ジャムは『赤』。
しかも実は煮始めて5~7分程度で取り出して用済みです。
一見ただのお湯のようなところに砂糖を入れて煮詰めていくと
それはそれはきれいな赤い色に仕上がります。
初めに長く実を煮ると渋味が出ます。
最も贅沢でおいしい作り方は煮始めから砂糖を入れるやり方
ですが、砂糖で煮てあっても取り出した花梨の実は取り出して
用済みです。再利用できなくはないけれど味がかなり落ちます。
そろそろ花梨も終わりですがよかったらお試しあれ。

Posted by: 通りすがりの『!』 | December 13, 2005 09:40 AM

通りすがりの『!』さん。コメントありがとうございます。
え、実は用済みなんですか! わー。なんてもったいない。(貧乏性) たしかに、実がやわらなくならなかったので、超長く長く煮込みました。それこそしつこいくらいに。それで渋みも出てきたということなんですね。
 赤くて固形物のないジャムってなんだかとてもオシャレです。アイスクリームにかけたりするともうそれだけで一皿という雰囲気ですね。

》砂糖で煮てあっても取り出した花梨の実は取り出して
用済みです。

 ひーん。超貧乏性の私に、そういう芸当ができるだろうか。おいしくなくても食べちゃいそうな気もします。あーでも、おいしくなかったら、結局残してそのうち食べられなくなって捨てちゃうかなー。うー。

 今残したかりんは、蜂蜜につける予定なので、今度ゲットした暁には 贅沢ジャムにチャレンジしてみます。どうもありがとうございました。

Posted by: pon2 | December 13, 2005 06:25 PM

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