ちょうど今、あちこちでひなげしの花が咲いています。

ずいぶん前に作った、青木和子さんのひなげしの図案です。 右側から種が飛んでいるところがお気に入りです。
私が小さい頃にはこのけしの花が咲いているところを見ることがありませんでした。でも、息子にとってみれば、春の身近な草だと思っているでしょう。
私の小さなころの春の草はオオイヌノフグリで、この青くて小さな花が大好きでした。 つんで持ち帰りたいと思うようなきれいな青なのに、つもうとするとコロリと花が落ちてしまうのです。 野でしか楽しめない貴重な花でした。
でも、この花も帰化植物なのだそうです。
この雑草としてはびこっているヒナゲシはどうやら ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)という種類のようです。 wikipediaによると 1961年には東京都世田谷区で見られていたそうなので、最近の帰化植物ではなさそうですね。 私はてっきり 一時流行った「ワイルドフラワーの種」が犯人かと思っていました。
私の故郷は山口県なので、そちらではあまり見かけなかっただけのようです。
ケシといえば、モネの絵に 一面のケシが咲いているものがあり、あの薄くて紙のような花弁と、たっぷりのしべが大好きだった私は、一度でよいからあのような景色を見てみたいと思ったものでした。 フランスに旅行したときにちょうどケシの季節でその思いは果たせたわけですが、今は家の近くのあちこちで雑草化したケシの花を見かけることができるようになりました。
Recent Comments